五条悟“復活”が濃厚に!?『呪術廻戦』238話「愛」問答から今後の展開を予想

『呪術廻戦』24巻（芥見下々/集英社）
未曽有の盛り上がりを見せる漫画『呪術廻戦』の最新話が、10月10日発売の『週刊少年ジャンプ』45号に掲載された。両面宿儺との死闘がますます過熱するなか、一部の読者は五条悟の未来に希望を抱くことを止められないようだ。


※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています
第238話『人街魔境新宿決戦（15）』では、引き続き宿儺をめぐる戦いを展開。命を賭けた一度きりの術式「幻獣琥珀」を解放した“雷神”鹿紫雲一が、完全受肉を果たした宿儺と対峙した。
前回、強者ゆえの孤独について問いかけた鹿紫雲だったが、今回は宿儺がその答えとして“愛”について持論を語る。宿儺いわく、猛者たちが全身全霊で挑んでくる強者はすでに愛されており、戦いを通してその愛に応えているとのこと。すなわち鹿紫雲の孤独はたんなる贅沢に過ぎないという──。
「強者ゆえの孤独」や「愛」というテーマは、伏黒津美紀の身体に受肉した1,000年前の術師・万の登場から、ストーリーに絡み始めた。五条悟の走馬灯でも、自身と宿儺の孤独について語る場面があり、鹿紫雲の問いかけもその延長線上に位置するものだ。
五条と鹿紫雲はそれぞれ圧倒的な力を持つがゆえに、同時代に理解者が存在せず、孤独を味わっていた。今回、宿儺が出した答えはある意味、彼らの苦悩を救済するものだと言えるだろう。
五条復活の可能性は残されているのか
だが、『呪術廻戦』の物語はここで終わったわけではなく、むしろここから始まるのだと考えられる。第238話のラストシーンで乱入してきた虎杖悠仁の存在は、その予兆と言えるだろう。
宿儺の思想は一見すると真理のように描かれており、鹿紫雲はそれに納得して散っていったようにも見えるかもしれない。
しかし虎杖は、宿儺の思想を否定するためにこの場に参戦した。虎杖が主人公らしい見せ場を与えられるとすれば、宿儺の考えが間違っていたことが示されるはずだ。
だとすると、五条がこのまま物語から退場する可能性は低いように思われる。宿儺という絶対的な強者に認められ、幸福な最期を遂げることは、まさしく宿儺の思想を肯定してしまう結果になるからだ。五条は後悔なく、幸せに死亡するのではなく、不幸にもこの世に繋ぎ止められることになるのではないだろうか。
五条の復活フラグについては、ほかにもいろいろな布石を見出すことができ

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