『フォトナ』『Apex』のゲーム会社が次々人員削減…コロナ禍のゲームバブルに崩壊の兆し
『フォトナ』『Apex』のゲーム会社が次々人員削減…コロナ禍のゲームバブルに崩壊の兆し (C)PIXTA
海外のゲーム業界で、ネガティブなニュースが止まらない。2023年に入ってから、数々の有名スタジオが大規模な人員削減を行っており、ゲーマーたちに衝撃を与えている。コロナ禍のバブル的な好景気にも、ついに終わりの時が来たのかもしれない…。
有名ゲーム会社で相次ぐレイオフ
10月4日、海外メディアの「Kotaku」は「Naughty Dog」が25名の契約社員を早期解雇したことを報道。同社はソニー・インタラクティブエンタテインメントの子会社であり、『The Last of Us』や『アンチャーテッド』といった人気シリーズを手掛けた人気スタジオとして知られている。
なお人員削減の影響により、開発中だった「The Last of Us」のマルチプレイヤー版スピンオフはプロジェクトが保留状態となっているという。
「Naughty Dog」をめぐるこの報道は大きな波紋を呼んでいるが、海外のゲーム会社では他にもレイオフが相次いでいる。
たとえば今年初め頃には、『Halo』シリーズの開発で知られる『343 Industries』で、95名以上のスタッフが解雇されたことが報じられていた。
また9月末には『フォートナイト』が世界的に大ヒットしている『Epic Games』が、スタッフ全体の約16%にあたる830人を解雇したことを発表。同作は現在クリエイター向けのメタバース事業に舵を切り、収益を得ているが、利益率が十分ではないという現状があるそう。財政難を乗り越えるために、人員削減に踏み切ったという。
同月には、『オーバーウォッチ』や『ディアブロ』の開発会社である『Blizzard Entertainment』の元スタッフが、ビジネス向けSNS「LinkedIn」にて告発を行ったことが話題に。その人物は同社で18年半にわたって働いてきたが、突如“事前の告知なし”にリストラを言い渡されたという。また、この告発では人気ゲーム『ハースストーン』の開発チームが再編されることも暴露されていた。
巣ごもりバブルの崩壊で揺れるゲーム会社
さかのぼること2023年3月には、『Apex Legends』の運営元である『エレクトロニック・アーツ』(EA)もリストラ計画を公表していた。全スタッフ
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