画/彩賀ゆう (C)まいじつ
9月18日、月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)がついに11話で最終回を迎えた。最終回の平均世帯視聴率は6.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)で、全話平均は5.6%。2018年1月期の『海月姫』の6.1%を下回る月9史上最低視聴率となった。
原因は放送当初から批判を浴びていた脚本と思われるが、本当に反省すべき人物を巡り、視聴者からさまざまな声が上がっている。
前話にて紆余曲折ありながらも、晴れて結ばれた夏海(森七菜)と健人(間宮祥太朗)。だが物語の終盤で幼馴染の匠(神尾楓珠)が夏海をかばって事故に遭い、今の仕事を続けられなくなるかもしれないほどの大ケガを負ってしまう。
迎えた最終回では、つい弱気になった匠が「ごめん。近くにいてほしい、今だけでいいから…」と夏海に懇願。匠のケガが自分の責任であると感じた彼女はこれを了承し、その夜、一方的に「私が匠の人生を台無しにしたから。だから、ごめん。もう会えない」と健人を振ってしまうのだった。
「その後、健人は親友の修(萩原利久)と守(白濱亜嵐)に、夏海は別れる元凶となった匠に背中を押されてヨリを戻していました。ここで一番わからないのが、匠の言動です。彼は『側にいてほしい』と言っておきながら、次に登場した時には『やっぱりただの罪悪感で一緒に居てくれてるなら帰ってほしい』『そんな理由で夏海を縛りたくない』とまるで頓珍漢な発言をしています。
夏海の気持ちを汲んであえて突き放すような発言をしていたのでしょうが、あまりにも身勝手な展開に正直多くの視聴者があ然としていました」(ドラマライター)
『ヤングシナリオ大賞』受賞作は好評だが…
突然の事故、突然の別れ、そしてあっという間にヨリを戻す展開には、当然ながらツッコミの声が殺到している。今回も脚本に批判の声が集まるかと思いきや、ネット上ではプロデューサーや演出に対する厳しい意見が上がっているようだ。
「同ドラマの脚本を務めた市東さやか氏は、昨年に『第34回フジテレビヤングシナリオ大賞』の大賞を受賞したばかり。受賞作『瑠璃も玻璃も照らせば光る』は確かに評判も良く、才能を買われていた。それを受けて『真夏のシンデレラ』の脚本に抜擢されたのでしょうが、男女8人のそれぞれの恋愛模様にスポットを当てる〝群像劇〟はさすがにハードルが高すぎです。
せめて
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