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ジャニーズ事務所の性加害問題により、所属タレントの広告起用を続々と見直している各企業。しかし、この流れに〝責任逃れ〟〝白々しい〟という批判が、世論のみならず業界からも公然と上がり始めている。
「現在、マスコミは昨年の旧統一教会のように、連日ジャニーズ事務所を糾弾している。しかし、世間では『ファンが多いから視聴率・部数を見込んでこれまでベッタリだったくせに』と、自省なき手のひら返しに批判も集まっています。この批判は、広告主たる各企業にも集まっている状態です」(経済アナリスト)
業界内では、9月17日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、『爆笑問題』太田光が広告起用に「(性加害が)噂レベルであったり、あるいは裁判でそれが確定した後もやってたわけで」とコメント。
「性加害が起きているときは契約を結んでたけど、その人が亡くなって性加害も認めて、それ(被害者救済)を今度やり直しますってときには契約を切るって、あべこべになっちゃってると思う」「本来だったらもっと前に『疑いを晴らさなければ契約は継続できませんよ』といったこともやれたはず」「企業が言ってる『人権』に浮ついたものを感じる」など、矛盾を指摘した。
裏番組の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも、元毎日放送アナウンサーの豊崎由里絵が、「これまで、スポンサー側もジャニーズのタレントを使ってイメージアップができて、商品も売れて利益を共有してきた」と指摘。
「『誠に遺憾』という言い方ではなく、『これまで(起用対象に)こういう調査をしてこなかったのでこういうことになりました』『契約は切りますが、今後はきちんと付き合う会社のコンプライアンスを確認してやっていきます』的な見解があってもいいんじゃないか」と、企業側も見て見ぬふりをしていたと批判した。
女性芸能人のCMを起用自体難しく?
「『ネスレ日本』の元社長である高岡浩三氏は、Facebookに《クライアントサイドにいた私でさえ、(中略)かれこれ20年以上前から噂として知っていた》と投稿。性加害の疑惑を理由に、ネスレでは一度もジャニーズを広告起用しなかったと明かし、《今更、ジャニーズ事務所のタレントと契約しないという大手クライアントこそこの問題を知っていたはず》と各企業を批判しました」(芸能ライター)
ジャニーズ問題を機に、企業側は起用タレントの周辺まで〝身
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