赤楚衛二 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
俳優の赤楚衛二が主演するドラマ『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)最終話が9月13日に放送された。最終回らしからぬ〝ハッキリしない結末〟を迎えたものの、視聴者からはすこぶる好評の声があがっている。
よき相談相手である坂井戸洸稀(波瑠)への気持ちを自覚した向井くん。気持ちを伝えるか迷っているうちに、ある日の帰り道に思わずストッパーが外れ、「俺、坂井戸さんのことが好き!」と告白してしまった。
すると洸稀は、「正直、すごくすごく戸惑ってる」と案の定困惑。向井くんは気まずくて一度はその場を去ってしまうが、その後2人の常連の店「パイレオ」に向かうと、すでに洸稀の姿があった。
向井くんは改めて想いを伝えると、洸稀は「なんて答えていいかはっきりしたことは言えないけど、でもさっき向井くんと別れてこのまま会えなくなるのは嫌だなと思った」とし、「私も向井くんと過ごす時間が好きだし、なんか素の自分でいられるみたいだし…ありがとう」と返事。
2人がいつものように「パイレオ」で楽しそうにカレーを食べるシーンで幕が引かれた。
お試し期間の交際をスタート
「向井くんの告白に対し『ありがとう』と返事をした洸稀。結局付き合ったのかわからないままですが、これまでの洸稀の性格から推察するに、2人は〝お試し期間〟に突入したものと思われます。
洸稀は自分の人生はすべて自分の選択によって決めて進んでいきたいタイプであり、告白に対して『お友達からよろしくお願いします』という返事に賛成する性格。向井くんとはよき友人でありながら、今後恋人として見られるかどうかを吟味していくことでしょう」(芸能ライター)
とはいえ、10年間恋愛をしてこなかった、こじらせピュア男子・向井くんの圧倒的成長物語に視聴者は大満足。
女の子は〝守る対象〟であると古い先入観で決めてしまったり、女の子から気があるそぶりを見せられたらすぐ好きになってしまっていたあの向井くんが、洸稀と対等にしっかり向き合おうとする姿勢は、〝リアルすぎる恋愛ドラマ〟として話題を呼んだ。
「コメディータッチの軽い雰囲気の作品のわりにセリフや描写がどこまでもエグくてリアルで、向井くんと同世代である20~30代を中心に多くの視聴者に響いたことでしょう」(同)
ドラマで2人の関係性が〝ふわっ〟と終わったことにより、まだ完結して
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