左から、井ノ原快彦、東山紀之、藤島ジュリー景子氏、木目田裕弁護士 (C)まいじつ
性加害問題でマスコミからバッシングを受けているジャニーズ事務所。しかしネット上には、正義感が暴走した的外れな言論も数多く挙がっている。
特に目立つのは、現在デビューしているタレントが発する「性加害を知らなかった」との主張を〝嘘だ〟と決めてかかる意見だ。
例えば、『KinKi Kids』の堂本光一は9月9日、会員向け有料ブログで《はっきり申し上げれば自分は被害を受けていません。噂で耳にした事はありましたが、実際に被害に遭ったという話は先輩や同期や後輩から直接聞いたことはありません。そういった話はやはり噂だと中にいる自分でさえ思っていました》と発信した。
しかし、これが有料にもかかわらず転載されると、多くの人々から疑いの声が上がってしまった。
9月1日には、1970年代に所属していた元Jr.の田淵英人氏が、自身のnoteで《見た事もないし、聞いた事もなかった》《僕は知らなかった全く知らなかった》《これが僕から見たジャニーズ時代の景色であり、僕が見た嘘偽りの無い本当の話しなのです》と公言している。
だが、これにも心無い声が寄せられ、被害を訴えた元Jr.は信じ、被害を受けていないと主張する元Jr.は信じないという現象が発生。東京新聞の望月衣塑子記者も、9月9日のXで《何かを隠しているし、真実を語っていない》とジャニーズ事務所を糾弾している。
しかし、ここで冷静に考えてみよう。巨大組織の不祥事であれば、内部に知っていた人と知らなかった人がいるのは自然なことではないだろうか。歴代も含めると何万という人が在籍していたのだから、〝過去も現役も含めて全タレントが知っていた〟と断定する方が無理があるだろう。
これを裏付けるのが、ジャニーズタレント自身、息子も事務所に在籍させていることだ。
知っていたら息子を入所させるだろうか?
元『男闘呼組』の岡本健一は、自身の長男である岡本圭人をジャニーズに入れている。
元『少年隊』の植草克秀も、息子の植草裕太がJr.として活動していた。ネットの暴走意見通り、もし事務所のあらゆる人物が性加害の事実を知っていたとしたら、自身の息子をそんな組織に送り込むようなことはしないだろう。
これは、他の芸能人・著名人にも同様のことが言える。
「かつて『NEWS』メンバーだった『ON
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