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米国のプロバスケリーグ・NBAで活躍する八村塁の考え方に、賛否両論が巻き起こっている。ヘタをすれば、日本のバスケ界からお呼びがかからない可能性も出てきている。
「来年のパリ五輪代表に選ばれないということですね。日本代表の監督(ヘッドコーチ)であるトーマス・ウェイン・ホーバス氏も『彼がくるなら、ウチのバスケをやらせます』と発言。NBA重視の姿勢に不要論を打ち出しています」(スポーツ紙記者)
八村は、バスケW杯に対し、早くから辞退を表明。「はじめてのフリーエージェンシー(契約)に備えて」としていた。
「やはりNBAで活躍し、日本代表となった渡邊雄太は『彼の気持ちもわかる』と庇ったのですが、八村の本当の気持ちはだれもが知っているのです。バスケにおいてW杯や五輪は重要なことではない。でも、表立ってそういえるはずはなく、だから契約の話にしただけです」(前出・スポーツ紙記者)
意外な話を書くと、バスケW杯時点の男子の世界ランクは1位スペイン、2位アメリカ、3位オーストラリア。日本は36位だった。
レブロンの後継ぎポジションへ
「NBAの一流選手になればなるほど、国際試合などに出ない。だからアメリカが2位になるのです。たとえばサッカーW杯、ラグビーW杯は国の威信をかけて戦う。近年は野球のWBCへアメリカも本格的に参加。大谷翔平も自ら『出たい』といって優勝。だから盛り上がるわけです。でもバスケはW杯でも五輪で優勝しても本当の世界1位ではない。NBAとはレベルが違うからです」(同)
日本人は、スポーツに目が肥えている。バスケW杯の日本対ドイツ戦の平均視聴率は8.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)。対フィンランドは8.8%。対オーストラリア戦が13.4%。パリ五輪出場を決めた対カーボベルデ戦は22.9%と突出した数字を出した。
「日本が開催国枠で出場した東京五輪は八村も出たのですが、予選敗退。とても世界レベルではなかったのです」(スポーツライター)
そうしたことを考えれば、八村の不参加は責められるものではないだろう。
「八村は現在、名門のロサンゼルス・レイカーズに所属。現役のレジェンドであるレブロン・ジェームズとともにプレーしています。八村は25歳と若く、これからレブロンの後を継げるかどうかの位置。日本
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