矢部浩之 (C)まいじつ
10月より、フジテレビ系で『ナインティナイン』をMCにした音楽番組『週刊ナイナイミュージック』がスタートする。なぜ今更ナイナイ? と思わざるを得ない人選だが、フジテレビと吉本興業の関係修復に向けた動きが関係しているようだ。
水曜23時から放送予定の『週刊ナイナイミュージック』は、『TOKIOカケル』の後続番組。コンセプトは架空の音楽雑誌だという。
矢部浩之が編集長、岡村隆史が記者の「週刊ナイナイミュージック」編集部から、最新の音楽情報、アーティスト情報だけでなく、様々なエンターテイメントをめぐるトレンドや知られざる音楽業界のウラ側などを、1冊の音楽雑誌を読んでいるかのような多彩な切り口で届ける。
「はっきり言って、ナイナイにかつてのような求心力はない。コンビとしてのレギュラー番組が『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)だけなのがその証拠でしょう。
特に岡村はピンのレギュラーが多くあるものの、矢部は地上波レギュラーがゼロ。芸歴が長くてギャラも高いので、節約のために岡村だけ起用しようという局が多い」(芸能記者)
『ぽかぽか』MCの代わりに深夜レギュラー番組
そんな中、唐突にナイナイのコンビレギュラー番組がスタート。しかも時間は深夜枠。制作費を考えると、まったくもって割に合わないはずだが…。
「この番組はフジテレビから吉本への〝献上品〟的な役割なのです。というのも実は、フジのお昼の番組『ぽかぽか』は当初、矢部をMCにするようにと吉本から提案を受けていた。
しかし、フジはこれを拒否して、ナベプロの『ハライチ』を起用。その結果、吉本側が怒って、『ぽかぽか』に吉本芸人を出さない! とコジれてしまった。
そこでフジはお詫びとして、矢部のレギュラー番組を用意することに。しかし矢部単体では数字が見込めないため、割高になってもしょうがないと、コンビ起用にしたのです」(同・記者)
全く音楽と関連がないナイナイが抜擢されたのは、そういった意図があったようだ。
「音楽好きな芸人は多く、それこそ『ハライチ』はコンビ揃って音楽好き。そのほか『バイきんぐ』小峠英二、『チョコレートプラネット』など、もっと旬の若い芸人がMCをする方がよかった」(同)
この〝年金番組〟は果たしていつまで続くのだろうか。
Source: まいじつ2
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