堺 雅人 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
今期NO.1の話題性を誇り、視聴率も好調が伝えられている日曜劇場『VIVANT』(TBS系)に〝限界〟が見えてきた。
「同作はご都合主義かつ、ぶっ飛んだ脚本・設定で、内容の粗さはキャスティングありきで進められたドラマそのもの。堺雅人や阿部寛が出ているだけで、世間は本格ドラマだと判断している。はっきり言って、内容だけなら、アイドル主演で作られたスパイ作品と変わらない。お金のかかったロケと演出でそれっぽく見せているだけ」(ドラマレビュアー)
確かに、本格かつ重厚な空気を売りにしながら、ツッコミを入れざるを得ないシーンも多い。最近の数字からも、こうした粗に視聴者が気づき始めたようだ。
「『VIVANT』の世帯視聴率は、初回の11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下移動)を底に、ほぼ右肩上がり。特に第3話以降は、13.8%、13.4%、14.2%、14.3%と高い水準を維持しています。しかしこの数字、福山雅治主演の前クール『ラストマン-全盲の捜査官-』の最高を一度も超えていないのです」(テレビ誌ライター)
未だ『ラストマン』の初回視聴率を超えられず
『ラストマン』は、初回の14.7%が最高の数字。「VIVANT」はこれを超えることができておらず、〝本格派〟を気取りながら、福山の人気に頼ったドラマに負けているのだ。
「通常、ドラマは終盤に向けて盛り上がりますが、『VIVANT』の話題はおそらく今がピーク。雑なご都合ストーリーでは、『騒がれてるけどこんなもんか』と視聴者は脱落するでしょう。
サプライズの豪華キャストというテコ入れも、初回の二宮和也をピークに、あとは弱い。8月20日の第6話に登場した市川笑三郎、平山祐介、珠城りょう、西山潤も、残りの別班メンバーというキーパーソンなのに『顔ぶれが弱い』と不満が噴出していました。
こうした点から、おそらく、視聴率がこれ以上飛躍的に伸びることは難しいと予想される。平均でも最高でも『ラストマン』に以下に終わる可能性は十分に秘めています」(前出・ライター)
万策尽きてしまったか。
Source: まいじつ2
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