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ディズニーとピクサーの最新映画『マイ・エレメント』の日本公開が8月4日から始まった。公開から2週間たった現在、口コミでジワジワと人気に火がついているようだ。
同作は火・水・土・風のエレメントが共存する都市「エレメント・シティ」を舞台にした物語。主人公である火の女の子・エンバーは「違うエレメントとは関わらない」というシティのルールを知りながらも、水の青年・ウェイドと心を通わせていく。
「『君たちはどう生きるか』や『キングダム 運命の炎』の注目度が高いためか、『マイ・エレメント』の成績はイマイチ。8月11日から13日分を集計した映画ランキング(興行通信社調べ)では、公開から2週目で5位でした。
しかしSNSには好評の声が溢れ、8月15日の『めざまし8』(フジテレビ系)は同作を特集。リピーター続出とテロップを流し、映画の舞台裏や映像美など、注目ポイントを紹介。また、ウェイドの日本語吹替版キャストを担当した『Kis-My-Ft2』玉森裕太がサプライズで登場しました」(芸能ライター)
監督の生い立ちや作風にも注目
細やかな映像と同時に、映画を手掛けた監督にも注目が集まっている。
監督のピーター・ソーンは韓国系アメリカ人2世。その影響か、日本国内では内容が〝ディズニー韓流ドラマ〟と呼ばれ、韓国でも口コミが絶えないほどヒットしている。
「社会的階級の差や違うルーツを持つ者同士がどう交わっていくか、監督の知見ならではの要素が随所に反映されています。一方、同作が刺さらない人もチラホラ。韓国ドラマといえばコテコテのストーリーが大半で、リアリティーを求める層からは好まれないのです。
さらに一部では、1981年に公開されたサンリオ創立20周年記念作品『シリウスの伝説』に似ているという声も。同作も火の国の娘と、水の世界の少年の禁じられた恋の行方を描く作品のため、大まかな設定が似ているのです」(同・ライター)
『マイ・エレメント』は、アメリカほか公開された世界10カ国以上で、前週の成績を大きく上回るほど口コミで人気が広がっているようだ。昨今の大ヒット映画はリピーターの存在が欠かせない。『マイ・エレメント』も後世に語り継がれる作品になるかもしれない。
Source: まいじつ2
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