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フリーになるも、どこかパッとしない武田真一アナウンサーが、久しぶりに存在感を示したと話題になっている。
「武田はNHKを退会・独立し、4月からさっそく『DayDay.』(日本テレビ系)のMCを担当。しかし、NHKと民放では雰囲気が異なるためか、番組に馴染めず、『まだ民放に慣れてない』『辛気臭い』などと厳しい批判を浴びていました」(テレビ誌編集)
この評判を吹き飛ばしたのが、8月15日の放送だ。
この日は前日にかけて西日本を中心に台風7号が襲い、8月の雨量を1日で超える地域も出るほどの大雨を記録。避難が呼びかけられる地域も出るなど、各地に被害をもたらしていた。
各局は台風をトップニュースで扱い、「DayDay.」もオープニングからこの話題に。ここで先陣を切ったのが武田アナで、「たっぷりとお伝えします」と神妙な面持ちで台風の情報を読み上げていった。
NHK時代に培った災害報道の技術を発揮
武田アナはカメラの映像から「風が強くなっているようです」などと実況するように様子を伝え、巨大モニターの横に場所を移すと、天気図や現場リポーターの映像から落ち着いたトーンで言葉を紡いでいく。
その落ち着きと的確さは、NHK時代にキャスターを務めた『NHKニュース』『首都圏ニュース』を見ているかのようだった。
エンタメコーナーやバラエティー出演時と打って変わって、まるで水を得た魚のような武田アナは視聴者の間で大きな話題に。
ネット上には《災害時や大きなニュースの時 武田アナの安心感…流石だな》《武田さんとお天気の山神さん、この絵面はもうNHK》《やっぱりこっちの方が似合ってる》といった声が相次ぎ、〝適材適所〟の難しさをを示す形となった。
「受信料の徴収、職員の度重なる不祥事など、ここ最近のNHKは悪い意味で話題になることが多かった。他方、唯一47都道府県にネットワークを持つ公共放送として、災害報道のノウハウは群を抜いていますし、腐っても武田アナは元NHKということですね」(メディア研究家)
今ならまだ引き返せるので、バラエティーから足を洗って、報道の現場に戻った方がいいかもしれない。
Source: まいじつ2
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