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映画『クレしん』最新作に芥川賞受賞作まで…“弱者男性ブーム”は迫害なのか救済なのか

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芸能情報

映画『クレしん』最新作に芥川賞受賞作まで…“弱者男性ブーム”は迫害なのか救済なのか (C)PIXTA
今、世間で“弱者男性”への風当たりが強まっている。8月4日から公開が始まったアニメ映画『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』(以下、超能力大決戦)でも、弱者男性がヴィランの立ち位置だったため、論争を巻き起こす火種となっている。


恵まれた家族に励まされる弱者男性
「超能力大決戦」は、『モテキ』や『バクマン。』の大根仁監督が手掛ける『クレヨンしんちゃん』シリーズの最新映画。野原しんのすけが、世界の破滅を望む暗黒エスパーの非理谷充(ひりや・みつる)と対峙する。
非理谷は“非リア充”をもじった名前から分かるように、社会に対する鬱屈を抱えた男性だ。幼少期から学生時代まで恵まれず、大人になっても仕事とプライベートが上手くいかない30歳。そして拠り所だった推しのアイドルも結婚し、心に傷を負ってしまう。
非理谷の造形は、貧困や非モテといった特徴によって語られる弱者男性の定義に当てはまっているが、作中では“彼をいかに救うのか”がテーマに。しかしその扱いが「無神経だ」と反発する人も多い。
「そもそも野原家は平凡な家族のような雰囲気を醸していますが、現代日本ではありえないほどの成功者たち。大黒柱の野原ひろしは典型的な“強者男性”です。そんな野原家の面々に弱者男性が『がんばれ』と励まされる展開は、残酷の極みでしょう。前向きなメッセージ性どころか、むしろ非理谷に共感して絶望する観客を多数生んでいます」(サブカル誌ライター)
「無敵の人」を生むリスク
ほかにもさまざまなフィクションで、弱者男性の存在感が増しつつある。先月発表された第169回芥川賞の受賞作である市川沙央の小説『ハンチバック』にも、弱者男性を自認する登場人物が描かれていた。
また、今年6月に『webアクション』で発表された岡田索雲の『アンチマン』は、ミソジニストのぶつかり、男を題材とした短編漫画として話題を呼んだ。
さきほど、webアクションにて『アンチマン』公開されました!よろしくお願いいたします!https://t.co/6sW0Twd0cM
— 岡田索雲の情報 (@sakumo_info) June 2, 2023
「ネット報道番組の『ABEMA

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