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昔ほどCDが売れない昨今、特典でファンを釣る特典商法は珍しくない。数々のヒット曲を生み出してきた人気ロックユニット『B’z』ですら、特典商法に手を出しているのだ。
B’zは6年ぶりとなる通算54枚目のシングル『STARS』を7月12日にリリースした。18日に発表されたオリコン週間シングルランキングによると、初週売上11.8万枚で初登場1位を記録。『太陽のKomachi Angel』から50作連続でシングル1位となる偉業を成し遂げた。
「音楽をストリーミングサービスで聴く時代に、CDを10万枚以上も売ることはなかなか至難なこと。そんな中で50作連続1位を獲得するのはB’zもファンもアッパレと言えるでしょう。しかし、B’zも6年ぶりシングルの売れ行きが不安だったからか、『STARS』にはさまざまな店舗別予約先着購入特典が用意されていました。
購入した店舗ごとに、アクリルコースターや缶バッチキーホルダー、クリアポスター、チケットホルダー、ガーランドといったオリジナルグッズを手に入れることができたのです。また、販売形態も通常版に加え、初回限定盤2種類、数量限定STARS盤の4種類があります」(音楽ライター)
B’zを聴いているのは誰?
CD売上だけでアーティストの人気を判断できなくなってから久しいが、B’zを支えるファン層はどの世代なのだろうか。
「B’zは、2021年5月よりサブスクリプションサービスによるストリーミング配信を開始しました。B’zの全楽曲に加え、松本孝弘、稲葉浩志のソロ作品も合わせた計880に及ぶ楽曲が配信されていますが、Spotifyの月間リスナーは100万ちょっと。米津玄師は月間リスナーおよそ740万人、藤井風は1000万人を超えているため、B’zのリスナー数はお世辞にも多いとはいえません。ちなみにB’zと何かと縁があるアメリカのロックバンド『エアロスミス』は2300万リスナー。月間リスナー世界1位のThe Weekndは1億を越えています。
B’zは2011年からYouTubeへMVをアップするなど、ネット進出も早かった。しかし、YouTubeで人気なのは
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