新庄剛志 (C)まいじつ
7月19日に行われた野球のオールスターゲーム第1戦は、全パが8-1で勝利した。全パのオリックス・中嶋聡監督は、2022年球宴に引き続き、北海道日本ハム選手を用いた「ムチャ振り采配」を披露。
一部ファンをザワつかせたが、正当性はありそうだ。ファンは中嶋監督を擁護し、新庄剛志監督も採用すべきだと指摘している。
中嶋監督は昨年のオールスター第2戦で、一塁を主戦場としていた日本ハムの清宮幸太郎を一番三塁で起用。後に一塁、左翼も守らせた。
すると新庄監督は、8月18~20日に清宮を初めて三塁でスタメン出場させた。
今年に入ると、打撃、守備ともに不調の三塁手・野村佑希に代えて、清宮を三塁で起用する試合が増加。まずまずのボールさばきを見せている。
中嶋監督が万波中正を中堅起用した真意は…
19日のオールスター第1戦で、ファンをザワつかせたのは六回裏の采配だ。
それまで日本ハムの松本剛が中堅を守っていたが、中嶋監督は松本に代えて日本ハムの万波中正を中堅の守備につかせた。すると、七回表に初出場初打席初本塁打を放つ快挙を成し遂げた。
そんな万波は今季、一塁手または右翼手、DHとしてスタメン出場している。
今季、日本ハムは中堅に五十幡亮汰、江越大賀を重用。左翼に松本、右翼に万波を置くオーダーを採用することが多い。
だが、ともに走力、守備力は申し分ないものの、今季本塁打ゼロの五十幡には怖さがなく、江越は打率1割台と打撃面に不安を抱える。
今回、中嶋監督は新庄監督に対するメッセージとして、万波を中堅に送ったとみる向きがある。また、新庄監督に万波の中堅起用を推す声も多い。
「故障者が続出した4、5月ならともかく、今は外野手に今川優馬、淺間大基ら打撃に魅力を持つ選手がそろう。
新庄監督は守備力を重視して五十幡、江越を起用しているが、そろそろ中堅に打撃力のある万波を置いて、打撃に全振りするべき時期。
昨シーズンは松本剛を中堅に置いていたが、アキレス腱痛もあり満身創痍の状態。守備負担が軽い左翼が妥当だろう。
万波は強肩も魅力で、右翼に置きたい気持ちも分かるが、もともと足が遅いわけではない。今こそ万波を中堅に回すときでは。
幸い、淺間は右翼としての経験がそこそこある。今川も右翼手としての出場経験がある」(野球記者)
日本ハムは、7月に入って打撃陣の不調が深刻。新庄監督は決
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