山田裕貴 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
6月23日、山田裕貴の主演ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)の第10話・最終回が放送された。ここまでの伏線を放り投げたラストが物議を醸している。
2023年のある日、カリスマ美容師の萱島直哉(山田)や体育教師・畑野紗枝(上白石萌歌)、消防士・白浜優斗(赤楚衛二)ら68名が乗り合わせた電車が、未来の荒廃した世界にワープ。乗客たちによる、生き抜くためのサバイバル生活が幕を開ける…。
最終回では、小惑星が地球に衝突する半年ほど前の2026年5月の東京に戻ってきた乗客たちが、それぞれ最期の時を過ごす。8時23分のつくばエクスプレスに再び乗る者たち、いつもの日々を過ごす者たち、自分の役割を全うしようとする者たち、各々が自分の運命を選ぶのだった。
「結局、最終的に乗客たちや地球の運命がどうなったのかが描かれず、最終回の放送直後から考察合戦が繰り広げられています。そもそも、それぞれの最期の決断も意図がわからず、なぜ再びつくばエクスプレスに乗る必要があったのかは不明。非常に抽象的な、ふんわりとした最終回でした」(週刊誌記者)
この最終回だけならば、〝考察の余地〟としてギリギリ許せる範疇かもしれないが、このドラマには許されない伏線未回収がとにかく多かった。
謎の殺人犯、謎のバッグ、謎の右手…
「まずは〝謎の殺人犯〟。消えた68名の乗客の中に殺人犯が紛れ込んでいたらしく、ストーリーの序盤はやたらと強調されていました。しかし結局、この殺人犯はほとんど出てこず、なんかうやむやになって終わりました」(同・記者)
次は〝謎のバッグ〟。車両の中には、持ち主不明の謎のバッグがあり、それがストーリー中盤で盗まれ、キーアイテムになるかと思われた。しかし、盗まれたまま終了。謎のまま終わったため《結局あのバッグは何だったのだろう?》といったツッコミが寄せられている。
「作中最大の謎は〝萱島の右手〟。未来の世界から過去に戻る際、ワームホールに触れてしまったことが影響してなのか、萱島の右手は時間が経つにつれて、徐々に思うように動かなくなりました。
しかし、なぜワームホールに触れたら動かなくなったのかは謎。通常、こういった場合、それと引き換えに特別な力が宿るとかありますが、萱島の場合は本当にただ手が動かなくなっただけ。そもそもワームホ
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