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6月上旬までセ・リーグ首位を独走していた阪神タイガースが、ここのところ勢いを落としている。
開幕直後こそヤクルト・DeNAが首位を走っていたセ・リーグだが、5月半ばに阪神が首位に躍り出ると、月間勝利数最多タイの19を記録するなどその後は独走。
2位DeNAとのゲーム差は最大6.5にまで開き、貯金も6月7日時点で最大18を数えていた。
しかし、以降はDeNAの追い上げが始まり、交流戦終了時点でゲーム差は2に。首位陥落も充分に現実的であるだけでなく、3位・巨人とのゲーム差は3.5と、Aクラスから落ちる可能性もあり得る。
特に交流戦での勢いの低下は顕著で、交流戦最下位の西武に負け越すという恥ずかしい結果も招いてしまっている。
この体たらくに、ファンも《交流戦前半はノイジー佐藤の絶不調 後半は浜地湯浅など中継ぎ抑え崩壊》《打線が上振れしていたのが収束してるだけ》《チームとして絶好調やったのが好調になった感じ》《ずっと5月の状態を維持なんてできないよなそりゃ》など不満げだ。
2021年もスタートダッシュを決めたが…
一体、なぜここまで調子を落としてしまったのか…。
「誰にでもある好不調の波が、悪い形で噛み合ってしまったように見えます。序盤こそ先発・リリーフ・打撃陣が好調だったものの、交流戦辺りからは打線は低調でリリーフ陣も炎上気味。
逆に、開幕から不調だった巨人は徐々に本調子を取り戻し始め、一気に差が埋まった感があります」(週刊誌記者)
こうした光景は2年前にそっくりだとも…。
「阪神は2021年にもスタートダッシュを決め、6月まで貯金20・ゲーム差8で独走していたが、そこから調子を落として巨人が肉薄。
9月1日に首位を明け渡し、その後取り返すも9月末にはヤクルトにまくられ、そのまま優勝を決められました。
今年の展開はこれにそっくりで、夏以降にますます調子を落とし、DeNAや巨人に越されることが予想されます。
当時もまた、ルーキーだった佐藤輝明が後半戦から不振に陥ったほか、大山悠輔、サンズ、梅野隆太郎といった主力が軒並み調子を落とした。
つまり、阪神は〝監督が変わっただけ〟で〝中身は何も進歩していない〟球団だったんですよ」(同・記者)
チームが優勝した際、阪神ファンは道頓堀川へ飛び込むことで知られている。
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