波瑠 画/彩賀ゆう (C)まいじつ
6月14日に放送された、波瑠主演のドラマ『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)第10話の平均世帯視聴率が4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、自己ワーストタイ記録となった。視聴率が右肩下がりを続け、関係者は頭を抱えている。
同作は、エリート社員ながら実は汚部屋に住む超ズボラ女子・速見穂香(波瑠)が、家事力が高い〝お嫁くん〟こと後輩の山本知博(高杉真宙)とルームシェアすることから始まるラブコメディー。
第10話では、穂香が山本との結婚を意識するなか、管理職へのキャリアアップを打診される。一方、山本も〝恋人同士が同じ部署にいてはいけない〟という会社規定により、目標としていた商品企画部への異動を希望するが、面接に落ちてしまい…という展開だった。
物語は佳境を迎えているが、第3話で最高視聴率6.8%を叩き出して以来、視聴率は下がる一方。平均個人視聴率も2.8%と目も当てられない状況だ。
「第3話は、穂香が山本を後輩ではなく、男性として気になり始めた時期が描かれており、注目度も高かった。それからほどなくして交際がスタート。結局ラブコメなので、付き合いだしてしまったら興味は半減するものです。
また最大の原因として考えられるのが、ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『私の家政夫ナギサさん』(ともにTBS系)などで見たような〝ストーリー焼き増し〟展開ばかりだということ。序盤は物珍しさがありましたが、交際スタート後は清々しいほどにテンプレ展開の連続なので、視聴者が飽きて離れていくのは当然の結果です」(芸能ライター)
日テレドラマに勝利はしたが…
『わたしのお嫁くん』が放送されているフジテレビ水曜22時枠といえば、2022年4月の『ナンバMG5』より再新設されたドラマ枠だが…。
「『ナンバMG5』はヒットしたものの、後続の『テッパチ!』や『親愛なる僕へ殺意をこめて』『スタンドUPスタート』が連続でコケてしまい、シケた放送枠になってしまった。ライバルである日本テレビとの差は開く一方となり、〝男性主人公のヒーロー作品〟という放送枠のポリシーを捻じ曲げて制作したのが『わたしのお嫁くん』でした。
結果として裏の日テレドラマに視聴率で勝利はしたものの、終わってみれば結局、どっちも大コケの痛み分け。ポリシーを捻じ曲げるほどの成果が得られたのかと言う
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