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開幕から好調を維持し、パ・リーグ首位争いを繰り広げる千葉ロッテマリーンズ。その本拠地・ZOZOマリンスタジアムといえば、チケット価格変動制を導入していることで知られている。
「ZOZOマリンはコロナ禍の2020年シーズンから、天候、購入タイミング、対戦相手などによってチケット価格が変動する『ダイナミックプライシング』を導入。様々な条件からAIで価格を決めているのですが、チケット価格の高騰を招いてしまい、あまりに機能していないと言われているのです」(週刊誌記者)
価格はリアルタイムで変動するため、同じエリアの座席でも大きなバラつきが見られる。6月11日開催の広島東洋カープ戦を見ると、ホーム側の外野応援指定席は、場所によって1枚2010~5990円。1塁側の内野指定席Aは6130〜11530円と、2倍から3倍の開きがある。
また、ホームよりビジター側の方が高く、3塁側の内野指定席Sは、9960~17790円のプラチナチケット。外野応援指定席でも3750円から11070と、家族で行こうものならかなりの出費だ。
ファンからも「高すぎる」と不満のシステム
この価格がいかに高いかは、3月に行われたWBCと比較すると顕著だ。
「WBCは世界大会とあって、1次ラウンドの東京ドームからチケットは高額設定でした。それでも、外野指定席は6000円と、一流選手のみのチームを見られると考えればそう高くもないでしょう。
プロ野球の試合でも、一番安い席で1000円台、高くても1万円ほどというのが相場。AIが1万8千円近い価格を弾き出しているZOZOマリンは、明らかに高すぎです」(週刊誌記者)
実はこのシステム、野球ファンからの評判もあまりよろしくない。
ネット上には、《ガラガラの試合でも安くしないクソアホAI》《今のマリンは本当にチケット高くなった 平日デーゲームのオープン戦でも異様に高かったし》《金を取れるときに取っておこう感がすごい》《一番安いと2200円で高い所だと5000円くらい。ボッタクリ過ぎじゃないですか?》といった声が上がっている。
「『変動』と言うと安くも高くもなるイメージですが、実際に起きているのは〝上限の撤廃〟。昨今の物価高など比にならない勢いで、価格は青天井になっています。公式サイトでは価格のメーター上限を11000円にして
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