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前川裕氏、新作は未解決事件がベース「事実ほど分からないものはなく、分からないものほど薄気味悪いはない」

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前川裕氏が新作について語る
 これは実話か、それとも小説かと問われれば、「私としては仮に1%でも事実と異なることがあれば、それはやはりフィクションだと答えざるを得ません」と、比較文学者と作家の二刀流を地で行き、この程“ノンフィクション・ノヴェル”『完黙の女』を上梓した前川裕氏(72)は言う。
 物語は1984年1月、福岡市内に住む〈篠山照幸〉君、当時9歳が、〈タナカさんのお母さんに貸していた物を返
Source: グノシーエンタメ

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